【SketchUp講座】3Dロゴを作ろう

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こんにちは、高田です。
今回はSketchUp講座になります。

前回Sketchfabでお見せしたような「3Dロゴ」を実際に作成する動画を用いて、SketchUpの基本的な使い方を説明していきたいと思います。

SketchUpについて

SketchUpは3D CADソフトウェアの1つであり、習得が容易で手早く3Dモデリングができることで有名です。
プロフェッショナルユースだけでなくホビーユースでも世界中の多くの人に利用されています。

SketchUpは以前はGoogleが所有していたことから、Google Earth上に建物を追加するツールとしても使われています。
(以下は、SeaGateさんのモデルを拝借)

現在はTrimble Inc.が開発を引き継いでおり、日本では株式会社アルファコックスが商用版「SketchUp Pro」を販売しています。

非商用での利用であれば、無料版の「SketchUp Make」が利用できます。

今回の講座で習得できるSketchUpスキル

  1. マウスの基本操作
  2. マウスの矩形選択
  3. レイヤ操作
  4. 数値入力
  5. 球の作成
  6. プッシュ/プルツール
  7. フォローミーツール
  8. 移動コピー、回転コピー
  9. 等間隔コピー
  10. コンポーネントの作成
  11. マテリアルの適用

マウスの基本操作

最初に、動画では説明していないマウスの基本操作を説明します。

左ボタン 図形の選択
  シングルクリック 面や線の選択
ダブルクリック 隣り合っている面と線の選択
トリプルクリック つながっている図形全体の選択
ホイール 視点の移動
  ホイール回転 拡大/縮小
ドラッグ 回転
Shift + ドラッグ 画面に対する平行移動
右ボタン 編集メニューの表示

動画による解説

それでは、DVERSE Inc.のロゴを制作していきます。

まずはじめにレッスン動画はこちらです。

レイヤの作成 (0:13-0:28)

後の工程の為に、最初にレイヤを作っておきます。
今回は、「Nodeレイヤ」と「Linkレイヤ」を作成しました。
Nodeレイヤを選択しておきます。

球の作成 (0:28-2:12)

まず、SketchUp初心者が必ずぶつかると思われる「球」の作成方法を説明します。

円ツールを選択し、原点を中心にZ軸(青い線)に垂直に円を描画します。
円の中心として原点をクリックした後、キーボードから数値を入力することで、指定した半径の円を作成することができます。
ここでは「0.2」(0.2m)としました。

円を右クリックし「エンティティ情報」から「セグメント数」を「36」に増やして、若干なめらかな曲線に変更します。

作成した円を選択し、移動ツールで下の方にずらします。この円はガイドとして利用します。

今度は、原点を中心にY軸(緑の線)に垂直に円を描画します。
先ほどと同じく、「0.2」を数値入力し、セグメント数を「36」に変更します。

もう一度、下のガイドの円を選択した後、ツールメニューから「フォローミー」を選択し、2番目の円をクリックします。
すると、2番目の円が1番目の円をガイドとしてグルっと回転し、球が出来上がります。

フォローミーはSketchUpでよく使うツールで、ガイドに沿って図形をずらして立体化することができます。

今回、作成された球は青みがかったグレーの色になっていることに気づくかと思います。
SketchUpにも一般的な3Dモデリングソフトと同様に面の表裏の概念があるのですが、デフォルトの設定で表面は白色、裏面はグレーの表示になります。

今回たまたま面が裏返った球が作成されてしまったので、修正しておきましょう。
球の表面を選択して右クリックから「面の反転」を行うと、白くなって表になったことがわかるかと思います。

下のガイドの円は不要なので削除しておきます。

コンポーネントの作成 (2:12-2:25)

SketchUpにおいて「コンポーネント」は後から同じ図形を使いまわせるようにする為の「登録部品」のようなものです。
一度コンポーネントを作成しておけば、簡単に同じ図形を量産することができます。

また、1つのコンポーネントに対して、形状の変更やマテリアルの適用などの編集を行うと、同一コンポーネントのすべての図形に対して同じ変更が反映され、作業の効率化が図れます。

コンポーネントの作成は図形を選択し、右クリックから「コンポーネントの作成」で行えます。
今回、「Node」という名称のコンポーネントを作成しました。

図形のコピー複製 (2:25-4:16)

Nodeを量産したいと思います。

移動ツールを選択します。カーソルが移動ツールのものに変更されました。
その後、「Ctrlキー」を押してみてください。すると、移動カーソルの右下に「+」マークが追加されました。
これは、「選択している図形をコピーして移動する」モードになります。

カーソルが移動コピーとなっている状態で、NodeがX軸(赤い線)と交わるあたりをクリックしX軸の正の方向にずらすと、図形がコピーされて移動します。

そのままクリックせずキーボードから「2」を数値入力することで、元の位置から2m離れた位置に移動して固定されます。
さらにそのまま、キーボードから「*3」と数値入植してみてください。

少し視点を離してみると、Nodeが合計で4つ出来ているのがわかるかと思います。
「*3」は、直前のコピー操作を等間隔で繰り返す指示になります。
なお、今回は使っていませんが、「/3」で等間隔で分割コピーする指示になります。

後は、同じようにZ軸(青い線)方向とY軸(緑の線)方向にコピー移動を繰り返し、全部で32個のNodeを作成します。

プッシュ/プル (4:16-10:53)

今度は棒状の図形「Link」の作成に入ります。
まずは、Linkレイヤを選択し、Nodeレイヤを非表示に設定します。

視線の方向をうまく調節して、X軸(赤い線)に垂直に円を作成します。
半径は「0.1」、セグメント数は「36」としておきます。

プッシュ/プルツールを選択し、X軸(赤い線)の方向に引き伸ばします。
キーボードから「2」を数値入力し、引き伸ばしの長さを指定します。

Nodeと同じように、「Link」コンポーネントを作成します。

その後、Linkの移動コピーを繰り返し、横方向のLinkを量産します。
NodeレイヤをOn/Offして、位置や数があっているか確認すると良いでしょう。

横方向のLinkができたら、今度は縦方向のLinkを作成します。
1から作成すのは面倒なので、縦方向Linkを流用します。

縦方向Link全体を選択した状態で、回転ツールにします。
「Ctrlキー」を押すことで、「+」マークがカーソルに追加され「コピーして回転する」モードになります。

回転ツールは、まず回転の中心となる場所をクリックし、そのままドラッグすることで回転軸を指定します。
通常は、回転軸はX軸/Y軸/Z軸のいずれかにするのが良いかと思います。

今回は、原点をクリックし、Y軸(緑の線)を回転軸とします。
回転軸を指定したら、図形の1か所をクリックすると回転(回転コピー)が開始します。

ここでもキーボードから「90」を入力することによって、正確に90度の回転を指定することができます。

後は、移動ツールでX軸正方向に「6」移動してやれば、ちょうど縦横のLinkが格子状になります。

この後はY軸方向のLinkを回転コピーで作成後、移動コピーで量産しています。
最後にY=0の平面上のLink群を元に、Y=2の平面上にLink群を移動コピーします。

合計64本のLinkを使ったジャングルジムのような物体が出来上がりました。
レイヤ設定から、Nodeレイヤも表示させておきます。

左から囲む矩形選択と右から囲む矩形選択 (10:53-13:18)

不要なNodeとLinkを削除して、DVERSE Inc.ロゴに仕上げます。
図形が選択しやすい視点に切り替えながら、削除して行きます。

図形の選択に関してもう一つ紹介しておきたいテクニックがあります。

図形が存在しない空間を左クリックからドラッグし、四角形で囲んで図形を選択できます。
このとき、左から右に囲った時と、右から左に囲った時では選択の挙動が異なります。

左から右に囲った時は、その範囲内に線や面のすべてが含まれている図形のみが選択されます。

反対に、右から左に囲った時は、その範囲に触れた図形すべてが選択されます。

矩形選択の方法を使い分けながら、不要なNodeとLinkを削除していきましょう。

一通り不要なNodeとLinkの削除が完了したら、原点を中心として全体をY軸負の方向に45度回転します。

マテリアルの適用 (13:18-13:50)

Nodeのどれか1つをダブルクリックして、コンポーネントの編集に入ります。
他の部分が緑っぽくなっているのがコンポーネント編集(またはグループ編集)モードの状態です。

右側のマテリアルトレイの中から適当なマテリアルを選択した後、Nodeの面をクリックします。
すると、すべてのNodeに一括してマテリアルが適用されたと思います。
これは、コンポーネントに登録しておいたためです。

コンポーネント編集(グループ編集)モードは、何もない空間をクリックすれば抜けることができます。

Linkも同様にマテリアルを適用します。

SketchUpファイルの保存 (13:50-14:28)

最後に視点を調整します。

SketchUpファイルのサムネイルはファイル保存時のカメラ位置で作成されますので、保存前に良いアングルにしておくのが良い習慣です。

お疲れ様でした。完成です。

SYMMETRY alphaにインポート

せっかくですので、作成した3DロゴをSYMMETRY alphaに読み込んで、VR空間内で観察してみましょう。

最後に

今後VRが普及していく中で、自分でもVRコンテンツの制作にチャレンジしてみたいという方も増えていくと思います。

Maya等の一般的な3Dモデリングツールは高価であったり操作が難しかったりするのに対して、SketchUp(Make)であれば無料で始めることが可能です。

また、SketchUpには「3D Warehouse」という3Dモデルギャラリーがあり、大量の3Dモデルが無料でダウンロードでき、自分の作品内で利用することができます。

日本のアニメ作品の3Dモデルも数多くアップロードされていますので、建築や工業デザイン等に興味がないという方も、一度3D Warehouseのサイトを覗いてみてはいかがでしょうか?

それでは、今回はこれにて終了します。
もしかしたら、SketchUp講座第2弾につづきます!?

Let’s Enjoy “SketchUp” Modeling!

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